Kaigi on Rails 2023に登壇して、Seedデータをいい感じに整備する話をしました
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発表内容について
発表資料はこちらです!
seeds.rbを地道に書く代わりに、ローカルのアプリを操作していい感じのデータを整えて、それをCSV出力して次回からSeedファイルとして使えばいいのでは?みたいな話をしました!
弊社ではHerokuのreview-apps(Pull Request毎の検証環境)をかなり活用しているのですが、ビルド直後のSeedデータが不十分なためにチーム全体の開発効率が落ちている感覚があり、それを解決するために取り組んだのが今回の発表内容です。
サンプルコードはこちらです。
もしお手持ちのアプリで試される場合、db/seeds.rbの調整が必要になりそうです。 弊社アプリでは、日付だけでなく曜日の差分調整処理を入れたり、Shrineの画像アップロード処理を入れたり、なども実は行っています。
発表を終えるまでの振り返り
プロポーザル提出
RubyKaigi 2023のKaigiEffectを受けた頃からこのネタを提出しようかなと考えていたので、プロポーザルを書くのは割とスムーズでした。大倉さんのアドバイス通り、detailsまで入念に書いたのが功を奏したのか、めでたく採択していただき、技術系カンファレンスに初登壇させていただくことになりました。
資料作り
DB試験後の10月2週目あたりから始めました。こちらも思ったよりスムーズに進められましたが、「もしかしたらめちゃくちゃ訳の分からないことを言ってるのでは?」みたいな思いが常にあり(今もありますが)、他の人に見劣りしないか不安でした。しかし、少なくとも社内でapproveされて業務に貢献できていること、合議制の審査でdetails込みで採択していただいていることから、価値があると信じてやるしかないなという感じでした。
社内(上司の@geeknees、私と同じくFBC出身の@haruna_tsujita)で2回、家庭内(ESMの@kasumi8ponがいます)で2回のリハーサルをしました。「神は細部に宿る」という言葉が好きなのですが、いろんな視点からフィードバックをいただけたおかげで入念に修正し、完成度を一段階上げることができました。
発表当日
登壇の1時間くらい前からそわそわしてました。当日は台本を読むだけ、時間配分も完璧という状態でしたが、緊張する原因は発表内容の不安から来ているので、今さらあたふたしても仕方のないことでした。最前列あたりに日頃からお世話になっている方々が来てくださったのが心強かったです。発表は無難に終えられました。もしまたこのような機会があれば、その時はもう少し遊びを取り入れられる気がします。
発表後
X(旧Twitter)、それから対面でも色々な反応をいただけて嬉しかったです。中でも、@makicamelさんにお声掛けいただき、お互いの発表について気付けば30分ほど話し込んでいたのが一番印象に残っています。何年も前から、私が一方的に発表を拝見しているような方なので、このような時が来るとは想像していませんでした!
これネガティブな意味ではなくて、しおいさんとは別の方向性で貢献できる方向を見つけつつあり、kaigionrailsもその一つなのでありがとう最高!!!という意味です😂 https://t.co/lShcbA4iRW
— ごぐたん (@gogutan) 2023年10月28日
こちらはその時のこぼれ話です!
振り返ってみて
2020年12月に株式会社キャタルに入社し、実は今月からテックリードになりました。
偉大な先輩が何人もいるので、この方々と比べて自分は価値を出せていないのではないか…と思うことが度々あったのですが、最近はもう少し気楽で、まあプロダクト開発はチームプレイだし、各々が強みを活かして全体でいい感じになればいいよな〜くらいの気持ちで構えています。
そんな中で今回のKaigi on Railsにて、データベース周り、全体最適化、みたいな自分の興味分野で登壇させていただくことができ、一つの節目になった感があります。 前職を退職後に充電期間、フィヨルドブートキャンプを経て、Webエンジニアとして約3年、まあまあ遠いところまできたなという感じです。
このような素敵な機会をくださったKaigi on Railsの運営、スポンサー、携わってくださった全ての皆様ありがとうございました!!