ごぐたんのブログ

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RubyKaigi 2024に行きました!

三重、松本に続き、那覇でRubyKaigiという名の非日常を過ごしてきたので、特に印象的だったセッションや出来事について書き残します。

セッション

Exploring Reline: Enhancing Command Line Usability

speakerdeck.com

irbはある意味1番身近なプログラミングで、この体験が日々快適になっているのはとてもありがたいです。ディスプレイ部分を支えているRelineのデモが分かりやすかったです!Hope that users switch to Reline without noticing, ensuring a seamless transition.はめちゃくちゃカッコいいなと思いました。

An adventure of Happy Eyeballs

speakerdeck.com

IPv4IPv6の併存環境において並列に接続を処理することで、いずれかの方式と素早く接続できるようにするというHappy Eyeballs(https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc8305)の成果発表でした。聞いていると想像以上に複雑で、地道かつ繊細な作業が求められることが分かりました。この機能追加により、現状ではごくわずかな実行時間の増加が見られるとのことでしたが、これにより長時間接続を確立できないというworst-case scenarioを避けられるのであれば非常に小さなデメリットのように感じました。Ruby 3.4ではデフォルトで有効化されるとのことで、大変楽しみです!

Leveraging Falcon and Rails for Real-Time Interactivity

Falconというサーバーのconcurrency capabilitiesを活かして、Flappy Bird(ボタンを押してる間、鳥が浮上して障害物を避けるゲーム(伝われ)(りさきゃんの素敵なノート引用します))をシュッと作るという内容でした。

もしこれを自分で作ろうと考えた時、フロントエンドで書こうとしてしまいそうです。しかしRails側で書けることによって、マルチプレイなども容易に再現できそうで夢が広がるなと考えていました。

またSamuelさんのabstractにはcreate an engaging user experienceとありますが、それと同じくらいdevelopers experienceも大切にしていることが伝わってきて、こんなツイートをしました。

そしてこれは偶然なのですが、2日目終了後にステーキを食べに向かっていたところ、Samuelさんに道端で「これからどこ行くの?」と話しかけてもらい、少し雑談をしました。その流れで↑の感想についても詳しく伝えることができ、これぞRubyKaigi…心に残る体験をさせていただきました!

Speeding up Instance Variables with Red-Black Trees

赤黒木というデータ構造を用いて、インスタンス変数のキャッシュヒット時/そうでない時いずれも高速化するという内容でした。データ構造の説明はアニメーションがあると本当に分かりやすいので、随所に散りばめられていて助かりました。nが数十程度のもののO(n)O(logn)に落とす、みたいな話で、ここまでチューニングされていると思わなかったので頭が上がりません…!

イベントなど

ESM Night Cruise at RubyKaigi 2024 - 株式会社永和システムマネジメント | Doorkeeper

RubyKaigi 2024 Official Party

RubyKaigi 2024 After Party sponsored by mov - connpass

RubyMusicMixin 2024

の4つに参加しました!全て素晴らしかったのですが、何と言ってもアフターパーティー

夫婦で公務員を辞めて無職になってRubyを書き始めた、めっちゃ楽しい!という話をMatzに伝えられて良かったです!!Matzはちょっと心配してました!!

3日目は今年もMusic Mixinで締めです、ここにRubyistしかいないの本当に異様だと思う、Pixivさん大好き!

スポンサーブース

各ブースでいろいろと工夫されてて面白かったのですが、実用的な意味で特にありがたかったのはB/43さんとメドピアさんでした!

観光とか

11日(土)から本部(美ら海水族館のほう)に滞在していました、ビーチや植物園も合わせて楽しめて良かった〜!

なはーと前のハンバーガー屋さんおいしすぎて2度行きました。

ステーキ、どこで食べてもおいしかった!!

まとめ

ここには書き切れないほど多くの素敵な人たちから、たくさん刺激をいただきました。 RubyKaigiに携わる全ての皆様、本当にありがとうございます!

生きるか死ぬかみたいな生活をしていたのにたまたまRubyに出会って、先人たちの数多の積み重ねの上にちょこんと存在させてもらって、今日も楽しくRubyを書いて生きています。